11月前半
ハロウィンのお返しに、里花へ「ドッキリ」を仕掛けるつもりで隠しカメラを仕込むさや。椅子の後ろに隠れ、里花を驚かすタイミングを図っているが、何も知らないナヨンが来て、里花と真面目な話を始めてしまう。ドッキリをするタイミングを失ったまま、さやは椅子の後ろに隠れている。さやに気づかず、里花は自分の母親のことをナヨンに告白し、二人は悩みや苦い経験を正直に打ち明け合う。カメラを止められないまま、黙って潜んでいたさやだが、やがてナヨンに気づかれてしまう。何故、そんなところにいるのかと聞かれ、ドッキリの中継をするつもりだったと答える。ぴーちゃんにさえ言ってない秘密をライブ中継され、里花はいよいよさやに切れた。何も言わず、荷物をまとめてRosesを出て行ってしまう里花。
11月末
里花と未だ連絡が取れない、さや。そんな中、Tonyの同僚がコロナに感染し、Tonyが濃厚接触者であることが分かる。しかも、ナヨンとAnnaが同時に熱を出す。里花にシェアハウス内での感染防止対策の甘さを指摘されていたのに改善しなかったさやは自分の判断を後悔する。幸い、PCRの結果は全員陰性だったが、皆に二週間の自室待機が命じられる。シェアハウスを管理できる人も、風邪をこじらせたAnnaとナヨンの世話ができる人もいなくなってしまう。途方に暮れるさやの横で、まいが里花に連絡を取り、Rosesを救うために戻ってきて欲しいとお願いする。
さやのしたことはまだ許せないが、みんなを心配してRosesに戻ってきた里花。さやは、ぴーちゃんと里花の関係もこのパターンでいけるかも、とニヤリ。ぴーちゃんに連絡し、里花にLINEを送り続けるのをやめるよう伝える。
12月頭
突然ぴーちゃんからの連絡が途絶え、不安になる里花。ヨルダンの携帯電話に国際電話をかけてみたら、知らないおじさんの声で、しかもアラビア語で返答され、慌てて切る。ぴーちゃんが何度も紹介しようとしてくれたぴーちゃんの家族からも逃げ続けてきたので、ぴーちゃんの実家にたずねることもできない。とてつもなく不安になり、初めて、自分がぴーちゃんにしてきた仕打ちの酷さを理解する。
12月半ば
打ちのめされる里花を散歩に誘う、さや。「良いのが撮れそうだから、ちょっと撮影してくる」と一人勝手に行ってしまったさやに呆れ、ベンチで待っていると、帰国後二週間の自主隔離を終えたぴーちゃんが隣に座る。