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ロンドン現代芸術探索 その2


前のブログ「ロンドン現代芸術探索」で、

私は現代芸術、大丈夫だもんね、ふふふ

的な生意気なことを書きましたが、大丈夫じゃない作品もまだまだいっぱいあります。

今回のMA Theatre Artsのオリエンテーションでは、先ほどのセントポール大聖堂に続き、テートモダンにも行ったんですが、もうここは、見ているだけで胃液があがってきそうな作品がいっぱい>A<, ええ、現代芸術には胃液を上がらせてなんぼの作品もいっぱいあるので、ある意味、すごくまっとうな反応だと思うんですが、やはり、こう、不快指数が高まってくると、「なんで税金つかって、こんなもん一堂に集めてるの?!」

(テートモダンは主に税金によって支えられています。すごいことに無料です)

と、怒りたくなるのです。英国民でもないのに(笑)

特にルイーズ・ブルジョアは本当に苦手。

上のクモをデザインした人です。このクモさん、六本木ヒルズにもいますよね?このクモさんがいなければ、もっとヒルズに頻繁に行くのに、と常々思ってました。クモ恐怖症ですが、怖い理由はそれだけじゃないんです。このクモが卵を抱えてるのが、ほんと怖い。「へ?なんで卵があると怖いの?」という人と「だよねだよね」という人に分かれるんですが、とにかく生理的に怖いし、嫌なんですよううう。世間的には、母の強さ、母の愛を表現したポジティブな作品とらえているようですが、私はすごくネガティブなものを感じるんです。まあ、幼少時代、父親の愛人の家庭教師に教わって、母親はのちに自殺して、ととても複雑な環境で育った女性だから、「母の愛✨わあい💕」みたいな感じにならないのはしょうがないとしても、非常に病んだものを感じるんですよねえ。でも、クモさんなんかまだ、健康的な作品です。鉄を成形したのが彼女本人ではなく、職人さんだったからかもしれません。ルイーズさん本人の手で作られたものは、本当に…おそろしいです。私と同じような人が吐き気をもよおさない程度のマイルドめな作品の画像をアップしておきます。

この人の作品、本当にいやなんですが、でも、見ずにはいられないんですよね。

やはりそれが、アートというものなのでしょうか。

それともこれは、自分が1日はいた靴下の匂いをかがずにいられない男の人と同じ心理現象なのでしょうか^〜^;


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