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"色盲"のキャスティング?

Whenever someone talks about “colour-blindness” I say “I want you to see my colour.”

https://www.theguardian.com/stage/2020/jul/14/lucian-msamati-salieri-amadeus-mozart-national-theatre-at-home

タンザニアにルーツを持つ俳優さんが、「アマデウス」で宮廷音楽家のサリエリを演じる。

こういう、人種や時代背景にとらわれない配役を"Colour-blind casting(色盲キャスティング)"といいます。演劇先進国でも未だ賛否両論。

サリエリ役のLucian Msamatiさんは

「"Colour-blind casting"=肌の色を無視した配役」と考えるんじゃなく、むしろ、ちゃんとこの肌の色を見て欲しい。

とインタビュー(上にリンクがあります)に答えています。

正直、ミュージカルの世界では「なんか最近は、白人ばっか使うとうるさいこと言われるから、黒いのとか黄色のも入れとく?」くらいの演出的意図が見えない"Colour-blind casting"もあるので、配役する人も、演出する人も、客席から演劇を支える人も、肌の色を見ないフリするんじゃなく、「ヨーロッパの宮廷もの=白人キャスト」のような安易な配役を越えた面白いキャスティングを模索して欲しいなあと思うのです。

まあ、そんな話抜きにしても、English National Theatre「Amadeus」は素晴らしい! 英語が嫌じゃない方は、ぜひ観てください。映画にもなってるので、あらすじはネットで見られます。いちいちセリフが追えなくても、視覚的に、音楽的に、十分に楽しませてくれます。 2020/07/24 午前3時まで無料視聴可能。

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