
大衆社について
代表の島本和人(しまもと かずと)は、俳優であり舞台スタッフ。
劇団新宿梁山泊に2011年から所属し、金守珍氏に師事する。
国際色豊かな演劇プロジェクトに参加するかたわら、蜷川幸雄氏演出の舞台にも関わり、
最近ではNETFLIXで配信中のBBCドラマ「義理/恥」にも出演。
2018年ごろから、大衆社は演劇作品の製作、大道具の受注、舞台監督の派遣などの業務を本格的に開始。未だにHPの一つも持たない地味でアナログな会社だが、銕仙会能楽堂からアルマーニ銀座まで、多彩なイベントの大道具を製作している。
2019年には、新宿梁山泊アトリエにて「弱法師」「邯鄲」(三島由紀夫作「近代能楽集」)を朗読現代劇として上演。
小劇場を中心にパワフルに活躍する役者を集め、島本が演出をつとめた。
公演プロデュースも大道具の受注もスタッフの派遣も順調に回り始めてきた2020年春。
新型コロナ感染拡大の影響により、大衆社が関わる全ての演劇・イベント事業がキャンセルに。
2020年夏は、三密になりやすいリハーサル室や舞台裏で、どう感染防止対策を徹底していくかの試行錯誤、
そして「演劇に何ができるか?」を考えるための時間となった。
島本が深く愛する小劇場演劇は「近さ」が売りだ。生身の体と「近さ」がリスクになってしまう時代、小劇場はその強みを取り上げられた形となっている。
未だ予断を許さない状況ではあるが、2020年秋より大衆社も静かに再始動。
裏方・表方として長年ステージを支えてきた知恵と経験をいかし、独自の感染拡大防止策を練り、役者とスタッフが安心して通える現場、そしてお客様が不安を感じずにすむ演劇の"ニューノーマル"を作るため、奮闘中。