【演出・ドラマツルギー】
【舞台美術・音楽】
MUSICAIST
【制作・公式SNS】
辻村夏穂/伊藤さやか
【special thanks】
Sakurako Yamashita / Rina Fukushima / Sachiko Nakano
そして、スタジオフォーの西島ご夫妻
マルチリンガル演劇って?
マルチリンガル演劇とは、複数の言語を使う演劇。
母国語、外国語、方言、手話、ボディランゲージ、自分たちで作った”でたらめ語”などなど…
今回の「人魚姫たちの物語」では、
①日本語(標準語)
物語の語り、人魚の音声言語として
②手話
人魚たちが、音が聞こえない場所で使う言語として
人魚の声が聞こえない人間との会話も、手話が使われていました。
③デタラメ語
人間の言語として
今回は「海の中から見た『人魚姫』の物語」ということで、
人間たちの方が訳の分からない言語を話しています(笑)
皆様に人魚気分を味わっていただくべく、わかってしまう人のいる英語や中国語ではなく、
絶対に誰にも分からないデタラメな言語を作りました。
でも、デタラメながら、「海=オール」のように、きちんと法則を作ってあります。
マルチリンガル演劇の普及を目指すマルチリンガル演劇実行委員会では、
さまざまな言語をあそび道具にして、年齢も性別も人種も演劇経験も関係なく、
みんなで演劇を楽しめる空間を作っています。
「なんかよくわかんないけど、おもしろそー」
と思ってくださったら、ぜひ一度、ワークショップにご参加ください!
MUSICAIって?
MUSICAI(ミュージカイ)では、台詞や振り付けを用意しません。
それぞれの体の中から自然に出てくる
音
リズム
言葉
動き
を重ね合わせ、ミュージカルを作っていきます。
今回の「人魚姫たちの物語」でも、
リハーサル初日にはオチのない朗読台本と、
数曲の歌しかありませんでした。
(お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
何曲か「人魚姫〜或るかなわぬ夢の物語〜」の曲を再利用しています)
リハーサル初日の台本は、王子様Jr.が海に沈むところまで。
「王子Jr.が今にも死にそうだけど、さあ、真珠姫どうする?!」
というところで台本が終わっていました。
現在のオチは、パフォーマー4人と演出で話し合った結果です。
末の姫と宮廷の貴婦人たちが舞う宮廷の踊りも、
"宮廷の舞踏会は、王子様(父)と結婚したい御令嬢たちの戦場"
というコンセプトのもと、
武器であるロングスカートをいかに有効に活用するか、
みんなで試行錯誤しました。
♪私だけの湖 私の夢が眠る場所
と歌う「湖の歌」なんて、
ワークショップに来てくれた方を巻き込んで完成させています。
アートなテーマパークについて
実はこの「人魚姫たちの物語」は、アートなテーマパークprojectの一つです。
観客として観るだけじゃなく、
まるで自分も海の中にいるような気持ちになっていただけるよう、
限られた予算と空間の中、知恵をしぼりました。
来年2月には、劇場を二日間だけのアートなテーマパークにする予定です。
王子様(父)の婚約者から見た人魚姫の物語、
そして魔女から見た人魚姫の物語のほか、
「人魚姫の海、空、街」をモチーフにしたマーケットや、
舞台美術スタッフが用意したフォトコーナーで素敵な写真が撮れるコーナーも。
ただいま、アートなテーマパークを一緒に創ってくれる仲間を探しています。
パフォーマーもクリエイターも事務方や会場ボランティアスタッフも大募集!
面接やオーディションはしません。
ワークショップを通し、お互いにワクワクできそうか、確かめていければと思っております。
もちろん、「作品づくりに参加するのは無理だけど、ワークショップは興味ある」という方も大歓迎!