あだちがはらの荒野の果て。

ひっそりと灯りをともす小さな屋敷。


その屋敷には老婆のような髪の姫君がおり、

どんな者でも迎え入れ、もてなしてくれる。

 道に迷った男たちには、

一夜の宴と永遠の眠りを。
 

道を失った女たちには、

過去も未来もないおだやかな「今」を。
 


 だがある晩、五人の男が館を訪れ、

いくつもの恋と諍いが生まれる。
 おだやかな「今」が揺らぎはじめ、

あだちがはらの秘密があばかれる……
 


時をこえて出会ってしまった男と女の、

月が昇って沈むまでのおはなし。

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